[ Line ] 路線

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・路線概要

路線長 24.6km(全線複線)
駅数 20駅
平均駅間距離 1.2km
電化方式 直流1,500V
軌間 1,435mm
車両規格 全長19,000mm 全幅2,744mm以内
最高速度 100km(各停は90km)

  南条市の中心部にある南青山駅と青山市の中心部にある秋葉駅とを結ぶ全長25km程度の都市圏内を走る路線である。基本的に南条市に向かう通勤通学輸送が輸送の主体であるが、終点の青山市も高等教育機関、企業、官公庁の出先機関の集積が一定数あり、ラッシュ時に逆方向の輸送があるほか、都市間路線としての性格もある。


・種別体系

  基本的に快速と各停の2本立ての種別体系となっている。快速は沿線の主要駅に停車する種別で終日にわたり設定されている。
  以前は昼間時は両都市間を結ぶ都市間輸送の比率が高かっため、停車駅を絞った急行が設定されていたが、沿線開発の進捗により中間駅の需要が高まったことと、各停の運転本数が基本的に1時間に4本程度であることから、主要駅のフリークエンシーの向上のため、主要駅に停車する快速に置き換えられ、現在は急行の設定はない。
  このような経緯から、ダイヤ設定上は実質的な乗車チャンスに配慮したダイヤ体系が採用されている(詳細はダイヤの項にて詳述)。
  なお、平日朝ラッシュ時上りと平日夕ラッシュ時下りは列車間の乗車率を均等にする必要があることから南里と城戸を通過駅とし、ラッシュ時に乗降客数が増える乃木を停車駅とし、かつ遠近分離による効率的な輸送体系が組めるような通勤快速を設定している。

 


・沿線路線図


・沿線風景

・南青山〜森下

  政令指定都市である南条市の中心街にある【南青山】は、周囲にオフィス街、商業施設、繁華街が密集しており、また地下鉄2線と青山鉄道が集まる交通の拠点でもある。
  青山鉄道の駅は、南青山交差点の北西に隣接した地上に頭端式ホーム1面2線が設置されており、隣にバスターミナル、上空には商業施設が入った駅ビルがあるため、地下駅のような雰囲気である。改札はホーム前方と中寄りの2箇所で、中寄りは地下街に直通するため、利用者は両改札に分散している。なお、駅名の由来となった青山神社下社は駅の北東側500mのところにある。
  南青山を出ると、すぐに緩い左カーブがあり、段丘地形が見えてくる。以前はこの段丘を登ったが、現在は石川〜森下間の連続立体交差化事業及び市道拡幅事業に伴いそのまま地下トンネルに入り、カーブが終わった先に地下駅である【石川】に到着する。そのまま地下を進むとJRとの接続駅である【森下】に到着する。JRとの乗換客が多く、青山鉄道で2番目に乗降客数が多い。なお、この地下トンネル内は鋼体架線であることもあり、全区間で75kmの速度制限がかかっている。

・森下〜泉川

  森下を出ると地上に上がり、【今井】【及川】を過ぎる。沿線は完全な住宅地であり、既に街は成熟している。
  次の【南里】と【城戸】はバスターミナルが併設されており、駅勢圏が広いため乗降客数が多く、快速が停車する。住宅地の中を【高島】を経て【泉川】に到着する。この先から丘陵地帯に入るため、このあたりまでが古くからの住宅地であり、以前は各停の半数程度が泉川で折り返していた。現在はこの先の開発が進んだため、朝夕の一部を除き始発・終着の列車は設定されていない。なお、泉川の下り方に留置線が3本あり、折返しと夜間留置に使用されている。

・泉川〜梶浦

  泉川を出ると上り勾配となり、丘陵地帯に入っていく。ニュータウンとして開発された地区の中に【桐島】【乃木】【日吉】が続く。日吉はニュータウン開発時に新設された駅で、この界隈では最も大規模に開発された地区のため利用者が多く快速が停車するとともに、また朝夕の一部列車が日吉で折返し、始発・終着の列車が設定されている。
  日吉を出ると大きく北に進路を替え、硯川沿いの渓谷に沿って進む。【柳瀬】【大倉】の周辺も住宅開発により利用者が増えたが、日吉以東に比べると乗降客数は少ない。

・梶浦〜秋葉

  硯川を渡ると丘陵地帯から離れ平野部に入ったところで【梶浦】に到着する。この先に退避設備がないため、ラッシュ時には梶浦での通過待ちが多く設定されている。その先は【成宮】【栗山】【新居】と小規模な駅が続く。新居の南側には新居車両区が設置されており、朝夕ラッシュ時の前後は慌しく列車が発着する。
  JR線をアンダーで潜ると青山市街地の端にある【桜町】に到着する。以前は桜町に車両区が設置されており、上り方に副本線があるのはその名残である。
  桜町を出るとすぐに青山市街地の中心にある【秋葉】に到着する。昼間時は2・3番線のみ使用され、ラッシュ時を中心に1番線も使用される。 


・配線図

  全駅、4両編成に対応している。泉川は2番線は両方向、4番線は秋葉方面への折返しが可能であり、輸送障害発生時の区間運転に対応している。
  日吉は3番線又は折返し線を用いて南青山方面への折返しが可能であり、梶浦は4番線を用いて秋葉方面への折返しが可能である。秋葉は3線あるが、交差支障が多く意外に線路容量が小さいため、ダイヤ編成時や輸送障害時のネックになりやすい。
  なお、各駅とも下り側から1番線、2番線・・・となっている。

  配線図

 

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