■ 概 要
製造初年2003年。
急行用2扉車の5000系が経年により置換時期となったため、その後継車として製造された2扉転換クロスシート車。急行列車は6両編成での運転が恒常化していたため、江珂鉄道で初めて6両固定編成で製造された。
昼間時の特急運用に投入されるため、居住性を考慮し5000系と同様に2扉転換クロスシート車とした。ただ、清滝に全列車が停車しており江珂口の近郊輸送も担う必要があることから、江珂方の2両を3扉とし乗降性と混雑の緩和に配慮した。また、2扉車でも、車端部は4人掛ロングシートを採用しているのも現実のラッシュ対策を優先してのことである。なお、2扉車の扉間は10列(先頭車は8列)の転換クロスシートを採用している。
主要機器は3700系の実績に基づき、制御方式は1C2M方式のIGBT素子を用いたインバーター制御、主電動機は190KWの三相交流誘導電動機を採用した。ただ台車は6200系を踏襲した円筒案内式台車を採用している。当初から130km/h運転に対応している。
製造後は、予定通り特急運用を中心に運用されている。2扉車のため、朝夕ラッシュ時のピーク時間帯には急行列車に投入しないよう運用上の配慮をしている。
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