[ Diagram ] 江珂鉄道の種別体系

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03.種別体系

  ・概要
  優等列車は都市間輸送に充当するため、基本的に全線通しで運転されるとともに都市間輸送の速達性向上のため,近距離区間(江珂〜清滝間、高町〜一ツ葉間)では原則として遠近分離としている。中間部(清滝〜高町間)は主要駅にて各停と緩急接続することで、速達サービスの提供範囲を拡大している。

  ・特急
  都市間輸送のフラッグシップとして昼間時に運転され、表定速度は90.3kmである。従前は、江珂、高町、一ツ葉の主要3駅のみ停車で、専ら都市間輸送を担い、速達性を重視した種別であったが、江珂口の近郊輸送の増加により清滝が停車駅に加わって以降、近郊輸送をも担うこととなり、運転本数も増加した。なお、昼間時以外の時間帯は、都市間輸送より都市圏内の通勤通学輸送が増加するため、運転されていない。

  ・急行
  沿線の主な都市に停車する種別であり、速達性と沿線主要都市への利便性を兼ねた種別として設定されている。朝ラッシュ時以外の特急の運転されない時間帯にて概ね30分毎に運転されている。

  ・準急
  急行停車駅に水橋と椹島を追加し、沿線の主要駅を網羅した種別である。そのため、終日設定されており、名前とは裏腹に事実上の主力となっている種別である。また、停車駅は多いものの、それでも表定速度は81.5kmと速達性も十分確保されている。

  ・各停
  江珂口では6両編成で毎時6本程度、一ツ葉口では3両編成で毎時6本程度運転されている。始発駅から離れるにしたがって運転本数が減少し、分水嶺付近では毎時1本にまで減少する。以前は全線通しの各停も終日運転されていたが、両地区の輸送量に差異が大きいことや利用の実態にあわせ、ほとんどが区間列車に分割された。近年、運用の単純化が指向されている。

  ・特別停車
  一ツ葉口にてラッシュ時の各停の混雑が悪化したことから,比較的輸送力に余裕のある急行準急を平日の朝夕ラッシュ時に限り,葉月と佐倉に特別停車させている。
  また,星井スマートICの開業やバイパス道路の開通で利便性の向上している自家用車・高速バスへの対策として,休日の午前中上りと夕方以降下りの準急を葉月に特別停車させ対抗している。

 

つづく

 

 

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