・Hakuba47 ★★★★ http://www.hakuba47.co.jp/ 中〜上級者向 快適クルージングコース=ルート1があるスキー場 混んでさえいなければルート1のためだけに遠征しても十分楽しめるスキー場です <GOOD> 快適中斜面&ロングコースの存在(R-1) <BAD> ベースから山頂まで必ず乗り継ぎが発生するリフト配置(R-1を繰り返してダイレクトに滑れない) <コース概要> スキー場の事実上の山頂部からベースに至る2.5kmの快適中斜面の名コース:ルート1を中心に,ゴンドラ山頂駅から上に広がる上級者エリア(ルート2・3),ゴンドラ山頂駅付近に広がる緩斜面(ルート4・5・6)の3つに大別されます。 このうち特筆に値されるのがルート1です。このコースは実質的にクワッドの頂上部からゴンドラベースに至る2.5kmのコースですが,ほぼ全区間を通して15〜20度のやや急めの中斜面が連続する屈指の名コースです。ここを高速クルージングで滑りおりる快感は他のスキー場ではほとんど味わうことが出来ないでしょう(噂に聞く八方の朝一のリーゼンスラロームと良い勝負でしょうか)。中斜面があるのは47エリアではこのルート1のみですが,その満足度はかなり高いのでここを繰り返し滑るだけでも十分楽しめると思います。 ルート1以外では上級者にはコブ主体のルート2・3があり,アグレッシブな滑りが可能です。一方,初級者用としてはルート4〜6がありますが,はっきり言って面白くありません。まったくの初心者(とそれに類する初級者)が上達する為にはちょうど良いかもしれませんが,初級者のステップアップに相応しいコースがまったくありません。正直,初級者の方は別のスキー場に行った方が楽しめると思います。 47エリアは以上ですが,リフト券は全て隣接する白馬五竜スキー場と共通なので,ラインEを使って白馬五竜に行くことが出来ます。白馬五竜は47から隣接するアルプス平ゲレンデ,ゴンドラベース部のとおみゲレンデ,とおみに隣接するいいもりゲレンデの3つのエリアから構成されています。これらの3つのエリアは互いに独立しており,相互に滑りこむことは原則的に出来ません(板をつけての移動は可能です)。 アルプス平ゲレンデは1km弱のやや急めの中斜面が主体,とおみゲレンデは初級者用の緩斜面が主体,いいもりゲレンデは上級者向けの急斜面が主体とそれぞれ特徴を持っています。 ※ 47エリアのみ掲載
<リフト> ベースから中間部の台地に至るゴンドラは連絡用に過ぎず,通常は滑走に使うことはないでしょう。中〜上級者の場合,通常はラインCのみで事足ります。また初級者の場合はラインA・Bが中心になるでしょう。 ※ 47エリアのみ掲載 <ナイター> 47では実施されていません。但し白馬五竜エリアではとおみゲレンデで実施されています。 <個人的感想> ルート1はいいですね。普通,快適中斜面と言っても間には必ずかったるい緩斜面が挟まるものですが,ここのルート1は終始斜度15〜20度の中斜面です。しかもただ滑らされているのではなく攻めなくてはいけないコースなので滑っていてすごく面白いです。中級クルージングスキーヤーの私にとっては47はこのルート1のためだけにあると言っても過言ではないと思います。 <総合評価> ★4つです。そのほとんどをルート1にささげますが,加えてフットワークの軽いスキー場運営にもささげます。これだけお客さんに楽しんでもらいたいという想いを感じる運営は他に知りません。 |