(1)ダイヤ改正概要 都営三田線の三田〜品川間の開業により,品川で都営三田線と相互直通運転を実施することとなった。また,多摩丘陵地区での住宅開発の進展に伴い,急行の増発及び神保原以西での増発が必要になった。これらにより1975年にダイヤ改正を実施した。 ※ 1968年に下田駅開業,坂浜〜下田間の線形改良,最高速度向上,昼間時の高性能車化によるダイヤ改正が実施され,品川〜東中原間で急行の所要時間が下り34分50秒となり,3分00秒短縮された。昼間時のダイヤ構成は特に変更されていない。 (2)昼間時ダイヤ概要 ・概要 20分サイクルのダイヤで,1時間あたり急行6本,各停9本が運転される。 三田線との直通運転が開始されたが,三田線内の運転間隔が6分40秒毎とされたことから,これに対応し,中原線内のサイクルを20分に変更した。これにより品川口では1時間あたり急行が2本,各停が1本増発された。 品川〜神保原間で急行と各停の比率が1:1とはなっておらず,列車によって緩急接続地点が異なることから,従来の単純なダイヤに比べ,分かりにくくなっているが,輸送力と近距離地区における各停の運転頻度の確保を両立させるためにやむを得ず採用した。 三田線直通は1時間あたり急行3本,各停3本である。急行は中原車限定による8両編成,各停は原則的に都車による6両編成である。現在のところ,中原側の三田線直通対応車両が少数であるため,直通本数を限定しているが,5000系の増備が進んだ時にはさらに各停3本を直通運転とする予定である。 (つづく) |